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旅行日記

~シベリア鉄道旅行2005~

~5日目~

2005年2月10日(木)
シベリア鉄道3日目

某月某日、話題が尽きる。さすがに3日目にもなると、話題もなくなってくる。一日中話をしているわけだからやむを得まい。女三人寄れば姦しいというけれど、男は三人寄っても3日と話題が持たないようだ。「三人寄れば文殊の知恵」もすでに賞味期限切れ。仕方ないので、もう一度話題をループさせる。ゲームでいうところの、「強くてニューゲーム」ってやつだ。

今日の停車駅は、チュメニ、イシム、オムスク、バラビンスク、ノボシビルスク、タイガ。

オムスク
オムスクのコカコーラ 世界中どこにでもあるのがコカコーラ。それはシベリアでも例外ではなかった。この通りオムスク駅のホームにも自販機が設置されていた。
今度はロシアのディーゼル機関車。貨物を牽引していた。非電化のローカル線用だと思われる。 オムスク

駅に着く度に車内暖房用の石炭を積み込んでいるんだけど、積み込みの様子を写真に撮ろうとしたら怒られた。いや、怒ってるなんてもんじゃなく、マジ切れしてた。いくらマジ切れしていてもロシア語なので何を言っているかは分からないけど、雰囲気的に「てめぇら見せ物じゃねぇんだよ!」みたいな感じだろう。

ちなみに車内の暖房は石炭で行われているけど、これはエアコンだとシベリアの原野で停電で立ち往生なんてことになったら、普通に凍死するから。

時差
車窓車窓

さすがに丸二日走ってくると、時差が気になってくる。シベリア鉄道のダイヤは、ロシア国内ではモスクワ時間を基準にしている。なので腕時計もモスクワ時間に合わせているが、すでにモスクワとの時差は3時間。15時ぐらいになると上の写真のようにすでに薄暗い。まさか列車に乗っていて時差を感じることになるとは思わなかった。そもそも日本にいるときには時差なんて気にしたこともなかった。

食堂車

話題も尽きたし、最近食事が貧相だということで、夕食は食堂車まで食べに行く。

カップ麺 昼食の一例。今日の昼食は、研究室同期のweaponから貰った日清カップヌードルと、日本から持って行ったコーンスープ、現地調達のすっぱい黒パンとソーセージ。やっぱ日本から持って行ったものが美味いねぇ。

我々が乗っているのは高級軟臥、すなわち一等車両。にもかかわらず、何故か食堂車が遠い。昨日今日で一番の遠出かもしれない(爆。食堂車まで行く途中で二等車を通るとき、デッキのドアがきちんと閉まっていなかったら怒られた。寒いのは分かるけど、何でロシア人はすぐに怒るんだ?まあ東洋人が嫌いなんだろうけど。

で、気を取り直して食堂車。幸いウェイターは英語が通じるので、食事をするのになんの問題もなさそうだ。メニューを見ると、料理が数十種類並んでいて、否が応でも期待が膨らむ。メニューはもちろんロシア語だが、すでに読み方くらいはマスターしていたので、適当にメニューを選んでいざ注文。しかし返ってきた答は、「スカロップ(というスープ)とソリアンカ(という肉料理っぽいもの)しかない」・・・はぁ?このメニューは飾りですか?と小一時間問いただしたかったけど、無いというなら仕方ないので、スカロップとビールを注文。そして出てきたのは、オリーブの実とか野菜がたっぷり入った、赤くて毒々しい色をしたスープ。一見辛そうとか思ったけど、飲んでみると酸っぱかったorz
おまけに酸っぱい黒パンまで付いている。・・・勘弁して欲しいものだ。

時に、ウェイターを含むロシア人の集団は、明らかにスカロップとソリアンカ以外の料理を食べているんですが・・・。これが世に聞くダブルスタンダードというやつか。

せっかくロシアに来たんだしということで、車内販売でウォッカを買う。アルコール度数は50%未満で、ウォッカにしては軽めな気がする。まあアルコール度数90とかの強い酒買っても、飲めるとは思わないからこれぐらいがちょうどいいのかもしれない。

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