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旅行日記

~シベリア鉄道旅行2005~

~3日目~

2005年2月8日(火)
モスクワ3日目
オリンピック競技場

さすがに3日目ともなると、寒さにも慣れてくる。今は帽子も手袋もなしで大丈夫なくらいだ。今日もホテルのバイキングで朝食を済ませて、ホテル近くの朝市みたいなところに行く。K氏が頑張って値切って、あのもわもわした毛皮のロシアっぽい帽子を買っていた。帰りにモスクワオリンピックの競技場があったので、写真を撮っていたら警備員の人が来て怒られた。もちろんロシア語で怒られた。なので何を言っているかは分からない。とりあえず怒っているということはわかった。

怒られたあとは、ホテルの前をスルーして、また地下鉄で街中に出かける。と、地下鉄の駅に入ろうとしたら、警官に呼び止められて「パスポート」と言われる。観光客からパスポートを取り上げて賄賂を要求する警官が多発しているようなので、パスポートから手を離さず警戒していたけど、職務に忠実な警察官でよかった。気を取り直して出かける。

KGB本部

今日はKGB本部を見たり、アルバート通り辺りを散策してお土産を買ったり。ロシアのお土産といえばマトリョーシカ。というわけでとりあえず購入。あとはクラースナヤ・オクチャーブリ(赤い十月)というチョコレート菓子。昼食は怪しいレストランっぽいところで、肉料理っぽいものを食べる。

夕方まで散策した後、ホテルに戻ってビールを飲みながら時間をつぶす。ホテルの人にタクシーを呼んで貰い、タクシーでヤロスラブリ駅へ向かう。これから一週間列車内で過ごすということで、本家本元のキオスクで食料や飲み物を大量購入。食堂車も付いているがここはロシア、自分の目で見たものしか信用できない。まあ普通に高いだろうというのも大きい。

午後9時過ぎ。発車時刻間際になって、我々の乗るモスクワ・ヤロスラブリ発北京行き4列車がホーム(といっても吹きさらし)に入線してきた。我々が乗る車両は中国国鉄の車両で、高級軟臥と呼ばれる、いわゆる一等車両。入口で車掌にチケットとパスポートを見せて車内に入る。車内では別の車掌が案内してくれたけど、英語が全然通じなかったり、全然違う部屋に案内されたりと、いい感じに先行きに不安を感じさせてくれる。一等車両はすべて二人部屋。我々は3人なので、自然と一人あぶれる。で、チケットを見るとあぶれてるのは俺で、イギリス人のおっちゃんと相部屋だった。いやぁホント、ロシア人と相部屋じゃなくてよかった。英語が通じるというのはすばらしいことです。

ほぼ定刻に列車は出発。列車は静かに発車した。我々の旅立ちを祝して、おっちゃんも交えて4人で乾杯。話を聞くと、おっちゃんは今はスイスに住んでいて、ヨーロッパからずっと列車で回ってきたらしい。しかも北京に着いたらそのまま列車でベトナムへ向かい、帰りも鉄道で帰るとのこと。すげぇ。あんたすげぇよ。男の夢を実現してるよ。さすが英国紳士。イギリスでは鉄道趣味は高尚な趣味とされているだけのことはある。日本も見習って欲しいものだ。

それからは日本の新幹線はどうだとか、ヨーロッパはどうだとか話してお開きにする。ちなみにこの高級軟臥の車両には、我々4人しか乗っていないようだ。

モスクワ総括

なんていうか、街中歩いていても、みんな殺伐としてるし、恐い感じがする。犯罪的な怖さとはまた違った怖さがある。特に美味しいものがあるわけでもないし、もう一度行きたいとは思わないことは確かだ。一度は行ってみたいが、二度はいらない。

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