ČD railjet
ČDが2014年から導入している新型車両です。オーストリア連邦鉄道(ÖBB)のrailjetをベースにしたものですが、外装と車内仕様は若干異なります。2014年6月からEurocityとして試験営業を開始していましたが、同年12月からrailjetとして正式運用を開始しました。プラハ~ウィーン間のEurocityを置き換える形で、プラハ~ウィーン~グラーツ間でÖBB railjetとともに運行されています。カラーリングの違いから、ÖBB機材を赤いrailjet、ČD機材を青いrailjetと呼んでいます。ÖBB RJ同様、車内はBussiness、First、Economyの3クラス制です。
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プラハ本駅にて撮影したWiener Neustadt行きのČD railjet(列車名はEurocity)です。ÖBB RJと同様に、電気機関車Taurus+客車7両で1編成として運用に就いています。 (2014年7月25日撮影)
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Wiener Neustadt駅で撮影したrailjetの制御客車側です。この車両はビジネスクラスとファーストクラスになります。 (2014年7月25日撮影)
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ファーストクラスの車内です。革張り座席で、横3列配置です。 (2014年7月25日撮影)
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ビジネスクラスの車内です。ファーストクラスとの間に仕切りはなく、ÖBB RJと違って全席オープンサロンタイプです。 (2014年7月25日撮影)
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railjetの食堂車です。車両の一部はファーストクラス席になっていて座席は少なめですが、温かい食事をとれます。 (2014年7月25日撮影)
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SuperCity
SuperCity(スーパーシティ)はrailjetとともにチェコ鉄道(ČD)の看板列車で、イタリアのETR460をベースにしたペンドリーノ機材を用いた列車です。
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プラハ本駅で撮影したSuperCityです。 (2012年5月2日撮影)
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SuperCityの出入口です。 (2015年7月21日撮影)
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一等車の車内です。典型的なオープンサロンタイプで、1+2列の座席が並びますが、全ての座席が向かい合わせのボックスシートタイプになっています。なお二等車も同じく横3列の座席配置です。 (2015年7月21日撮影)
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一等車ではウェルカムサービスとして、水、コーヒー、スパークリングワイン、サンドイッチorヨーグルトをもらえます。サンドイッチのラベルがSuperCityのデザインになっています。 (2015年7月21日撮影)
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SuperCityにはビュッフェも付いています。売店タイプの簡単な物ですが、温かい料理も食べられるようです。 (2015年7月21日撮影)
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EuroCity Metropolitan
ハンガリーのブダペストからスロバキアのブラチスラバを経由してチェコのプラハまでを運行する国際列車ユーロシティです。Metropolitanの愛称が付いています。列車はハンガリー、スロバキア、チェコの3カ国共同運行で、各国の客車や機関車で運行されています。
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ブダペスト~プラハ間のEuroCity Metropolitanです。この列車はチェコ鉄道(ČD)の客車をスロバキア鉄道(ZSSK)の機関車が牽引していました。 (2012年5月2日撮影)
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ČDの一等車です。客車もいくつか種類がありますが、この車両はオープンサロンタイプの客車です。 (2015年7月20日撮影)
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ČDのコンパートメントタイプの一等車車内です。 (2012年5月2日撮影)
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EuroCity Metropolitanには食堂車も連結されていて、こちらはČDの食堂車です。 (2014年7月24日撮影)
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ČDの食堂車の内装です。 (2014年7月24日撮影)
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こちらは2015年に乗ったČDの食堂車です。以前に乗った物に比べて新しい内装でした。他の食堂車でもそうだと思いますが、車内で調理してくれるので料理はできたてで美味しいです。 (2015年7月20日撮影)
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同じく2015年に乗った食堂車です。新しい食堂車は、外観も少し違うようです。 (2015年7月20日撮影)
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こちらはČDの機関車が牽引する列車です。客車はČDの客車とハンガリー国鉄の客車の両方を連結していました。 (2016年5月1日撮影)
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こちらはハンガリー国鉄の客車です。 (2016年5月1日撮影)
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ハンガリー国鉄の一等車車内です。この列車はコンパートメントタイプでした。 (2016年5月1日撮影)
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こちらはスロバキア国鉄(ZSSK)の新しい客車です。 (2023年8月17日撮影)
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こちらはスロバキア国鉄(ZSSK)の一等車車内です。オープンサロンタイプですが、すべてボックスシートでした。新型車両らしく、コンセントとUSBポート、Wi-Fiも備わっています。 (2023年8月17日撮影)
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Eurocity
チェコ鉄道(ČD)が運行する国際列車ユーロシティです。
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プラハ⇒ワルシャワのユーロシティです。 (2012年5月3日撮影)
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プラハ⇒ワルシャワのユーロシティの一等車です。 (2012年5月3日撮影)
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プラハ⇒ワルシャワのユーロシティの食堂車です。食堂車スペースは半室だけのビストロタイプです。 (2012年5月3日撮影)
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プラハ⇒ワルシャワのユーロシティの一等車車内です。オープンサロンタイプでした。 (2012年5月3日撮影)
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ビストロタイプの食堂車です。車両の一部は一等車です。 (2012年5月3日撮影)
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ČD InterCity
チェコ鉄道(ČD)が運行する国内特急列車です。
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Ostrava(オストラヴァ)中央駅に到着するInterCity(インターシティ)です。2022年から5両編成の新型客車の導入が始まっています。このときは同じく新型機関車のVectronが牽引していました。 (2023年8月18日撮影)
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InterCity用の新型客車です。やや角張った断面が特徴です。 (2023年8月18日撮影)
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近年導入されているInterCity用新型客車は、Inter Jetの愛称が付いています。2023年現在、プラハとチェコ西部を結ぶ路線を中心に運行されていますが、一部チェコ東部への列車にも使用されていました。 (2023年8月18日撮影)
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Inter Jetの一等車車内です。従来のInterCityと同じく2+1列配置です。座席には230V電源やUSBポートを備えているほか、無料Wi-Fiも使えて快適です。一等車+二等車の5両編成で食堂車はありませんが、ワゴンでの車内販売はあります。 (2023年8月18日撮影)
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The Adria/The Slovan
夏期シーズンのみチェコのプラハとクロアチアのスプリットを結ぶ寝台列車です。The Adriaはブダペスト~スプリット間の寝台列車で、The Slovanはブダペスト~プラハ間のEurocityですが、チェコ鉄道(ČD)の寝台車1両だけがプラハ~スプリット間を直通運転します。以下はスプリット⇒プラハでこの列車(スプリット⇒ブダペスト:R1205/The Adria、ブダペスト⇒プラハ:EC276/The Slovan)に乗った時の写真です。なおこの直通車両のチケットはチェコ鉄道の窓口でしか購入できないとのことで、日本も含めチェコ国外では手配できませんでした。
クロアチアはシェンゲン協定未加盟のないため、ハンガリーとの国境通過時にはパスポートコントロールがあります。スプリット発では早朝に国境を通過しますが、国境駅で審査官が乗り込んでくる前に車掌が起こしてくれます。
またブダペストではAdria号からSlovan号へ編成組み替えを行います。その作業のためブダペストでは約2時間停車します。
スプリット~ブダペストは食堂車はありませんが、軽食や飲み物は車掌から購入できます。ブダペスト~プラハ間は併結するEurocityに食堂車が連結されるため、食堂車で食事をとることができます。
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スプリットは非電化区間のために、出発時はディーゼル機関車1両で牽引されていました。 (2014年7月23日撮影)
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列車はスロバキア国鉄のクシェット車4両、ハンガリー国鉄の寝台車1両、ロシア鉄道の寝台車1両、そしてチェコ鉄道の寝台車1両の7両編成です。こちらはハンガリー国鉄の寝台車です。 (2014年7月23日撮影)
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こちらはロシア鉄道の寝台車。モスクワ行きです。 (2014年7月23日撮影)
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そしてこちらが最後尾の、プラハ行き寝台車です。 (2014年7月23日撮影)
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プラハ行きČDの個室寝台です。3人用個室で、折りたたみ式の3段ベッドとソファ、奥に洗面台があるのは普通の寝台車と同じですが、この車両は手前にクローゼットもありました。クロアチアへの家族連れ観光客を想定してのものかもしれません。 (2014年7月24日撮影)
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ブダペストからは、Eurocityとなってスロバキア国鉄の電気機関車が牽引します。 (2014年7月24日撮影)
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寝台車の出入口に貼られている行き先票は、Adria号とSlovan号の並記になっています。 (2014年7月24日撮影)
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EuroNight Metropol
ドイツのBerlin(ベルリン)とハンガリーのBudapest(ブダペスト)を結ぶ国際夜行列車です。ベルリン~Břeclav間ではベルリン~ウィーン間のEuroNightを、Břeclav~ブダペスト間ではワルシャワ/クラクフ~ブダペスト間のEuroNightと併結されます。
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ベルリン中央駅で発車を待つ、ブダペスト行きEuroNight Metropolです。ドイツ国内ではドイツ鉄道(DB)の電気機関車が牽引します。 (2016年4月30日撮影)
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個室寝台車はチェコ鉄道(ČD)の車両です。CNLに使用される車両と同じです。 (2016年4月30日撮影)
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寝台個室です。写真はシャワー付個室で、3人用の個室になります。一等料金を払えば一人で使用することもできます。 (2016年4月30日撮影)
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Metropolにはハンガリー国鉄(MÁV)の二等座席車も連結されています。 (2016年4月30日撮影)
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MetropolではCNL等と同じく、寝台車の車掌から飲み物や軽食を買うことができます。ソーセージなどの温かい食事も僅かながらあります。個室内にテーブルをセットしてもらい、ゆっくりと食事を楽しめます。 (2016年4月30日撮影)
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ドレスデン中央駅でČDの電気機関車に交換します。 (2016年4月30日撮影)
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Metropolの寝台車には、簡単ですが朝食がついています。 (2016年5月1日撮影)
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ブダペスト東駅に到着したEuroNight Metropolです。プラハ~ブダペスト間はスロバキア国鉄(ZSSK)の電気機関車が牽引します。 (2016年5月1日撮影)
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R列車
チェコ鉄道(ČD)が運行する快速相当の列車です。公式HPではFast Trainと書かれていますが、普通列車とExpress(急行列車)の間の位置づけです。
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Cheb(ケブ)駅で撮影したR列車(R613プラハ行き)です。機関車牽引の客車列車で、一等車も連結されています。 (2015年7月21日撮影)
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ICやECに比べると古い客車が多く、エアコンの付いてない車両がほとんどです。自転車用車両など一部新しいエアコン付き車両もあるようです。 (2015年7月21日撮影)
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一等車もエアコンのない古い車両です。 (2015年7月21日撮影)
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一等車の車内です。6人用コンパートメントで、エアコンがないため窓が開くようになっています。 (2015年7月21日撮影)
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一等車の通路側です。エアコンの付いていない古い車両ですが、綺麗に整備されています。 (2015年7月21日撮影)
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Os列車
チェコ鉄道(ČD)が運行する普通列車です。公式HPでもLocal Trainと書かれています。都市部から地方に至るまで、様々なOs列車が運行されています。
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Cheb近郊などで幅広く運行されているディーゼル車両で、Regio Sharkという愛称が付けられています。確かにサメのようにも見えます。 (2015年7月21日撮影)
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Regio Sharkの一等車車内です。ローカル列車ですが、2両編成のうち片側の先端部に一等区画が設けられ、9席だけ一等座席が備えられています。 (2015年7月21日撮影)
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乗ったことはありませんが、このような1両タイプのローカル列車もあります。 (2015年7月21日撮影)
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同じく乗ったことはありませんが、このような3両タイプもあります。こちらはRegio Panterという愛称が付けられていました。 (2015年7月21日撮影)
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地方の方に行くと、このようなレールバスタイプのローカル列車もまだまだ現役で走っていました。Regio Sharkが横に並んでいるところを見ると、置き換えが進んでいるのかもしれません。 (2015年7月21日撮影)
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LEO Express
チェコの私鉄LEO Expressが運行する列車です。プラハとチェコ東部のBohumin等を結び、一部列車はスロバキアへも乗り入れしています。LCC的位置づけで、料金はチェコ鉄道(ČD)に比べて割安に設定されています。
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プラハ本駅に停車中のLEO Expressです。ドイツのRegioなどにも使われている、Stadler製の低床電車を使用しています。 (2015年7月22日撮影)
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LEO Expressは3クラス制をとっており、上位からPremium、Business、Economyとなっています。 (2015年7月22日撮影)
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最上位のプレミアムクラスの車内です。横3列なのはビジネスクラスと同じですが、椅子が大きくシートピッチも広く取っています。ただ全ての席が同じ向きを向いているため、列車の進行方向によっては全て後ろ向きになるのと、網棚がないのが難点です(車端部にクローゼットと荷物置き場あり)。また座席に収納されている折りたたみテーブルは壊れがちなので、使用する際は要注意です。 (2015年7月22日撮影)
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プレミアムクラスでは、ソフトドリンクが飲み放題のほか、食事を1品、デザートを1品無料でいただくことができます。ただ食事は見ての通りレンジでチンした物そのままで、有料と無料の差があるとはいえČDの食堂車には大きく劣ります。 (2015年7月22日撮影)
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