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旅行日記

~シベリア鉄道旅行2005~

~6日目~

2005年2月11日(金)
シベリア鉄道4日目
車窓車窓

人間の適応能力とは不思議なものだ。モスクワから北京まで列車で一週間、時差は5時間だ。五日目には北京と時差が同じモンゴルに入るので、時差ボケを避けるためには、実質五日で五時間時差を修正すればいい。つまり一日一時間早く寝るようにすればいいという計算になる。で、今までそれを実戦しているわけだけど、昨日は8時に寝たら今日は5時台に普通に目が覚めた。人間、やろうと思えばきちんと環境に適応できるように出来ているんだなぁと思う。それよりも不思議なのは、毎日部屋の中でろくに歩くことすらせず、飲む、食う、寝るしかすることのない生活をしているのに、夜になれば眠くなるし、よく寝れるということだ。一体どこでエネルギーを消費しているのだろうか?

それにしてもよくよく考えていると、列車に乗って以降、ある意味ニートより酷い生活をしていると思う。・・・社会人になってから乗りに来たら、絶対社会復帰できなくなりそうだ。学生のうちに来て良かった。

今日の停車駅は、マリンスク、ボゴトル、アチンスク、クラスノヤルスク、イランスカヤ、タイシェト、ニジニウディンスク、ジーマ、アンガルスク。

クラスノヤルスク
クラスノヤルスク クラスノヤルスク駅。さすがに朝は冷えるけど、もういい加減この寒さにも慣れてきた。駅の売店で水を買ったら、"No gas"と言ったのに、炭酸水をくれやがった。買ってから気付いたので、列車に揺られて自然と炭酸が抜けるのを待つことにした。
食堂車

せっかくなのでもう一つのメニュー、ソリアンカも食べてみようということで、今日も食堂車へ行く。で、注目のソリアンカは、パサパサした肉に、パサパサした謎の穀物。・・・なぞだ。そして味も微妙だ。そしてロシア人のグループは、相変わらず違う料理を食べている。

それはそうと、乗客がこれだけ食料の調達に苦労しているにもかかわらず、車掌は空いている客室(乗務員室ではない)で七輪で何かを料理しているんですが・・・。相変わらず怪しい中国語の音楽はかかるし、謎の車掌達だ。

ニジニウディンスク
ニジニウディンスクニジニウディンスク

ニジニウディンスク。モスクワ時間で16時半頃、現地時間では21時半。写真がぶれているのが残念だが、結構いい雰囲気が出ていた。日本では味わえない雰囲気だろう。ロシアの主な駅には右の写真のような温度計が付いていて、このときの気温は-18℃だった。もう慣れてきたので、-20℃を上回っていれば、それほど寒いとは感じない。

これまでの写真を見て貰えれば分かるように、この列車の窓は非常に汚い。おかげで車窓を写真に撮っても汚れまで写ってしまう。なのでそろそろなんとかしたいということで、K氏が停車中にホームからウェットティッシュで窓を拭き始めた。しかし氷点下18度という寒さのせいで、拭いているそばからウェットティッシュや窓が凍り付いてとても拭けたものじゃなかったらしい。それでも拭く前に比べたら、大分外がよく見えるようになった。K氏に感謝。

列車に乗って早四日。話題が尽きてループしながらでも、楽しく過ごせている。今日も色々あった。相部屋のおっちゃんがスープをくれたのでお礼にみそ汁(ペースト状のお湯で溶かして飲むやつ)をあげたらパンに塗って食べてしまったとか、ウォッカを買ったりしていたので、車販のおばちゃんからよく買ってくれる客と思われたのか、部屋の前を通る度に中をのぞき込まれたり。

あとウォッカももちろん飲んだ。最初ストレートで飲んだらやっぱり強かったので、自分でジュースで割ってカクテル作ったらとても飲めたものじゃなかった。結局はストレートで飲むのが一番美味いという結論に達した。氷があれば、泡盛などのようにロックで飲むのが良いのかもしれない。

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