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旅行日記

~シベリア鉄道旅行2005~

~2日目~

2005年2月7日(月)
一夜明けて
ホテルからの景色貨物列車

昨夜床に入ったのは0時半を過ぎてからだったけど、7時過ぎに起床。時差の関係か、緯度が高いせいか、外はまだ暗い。

顔を洗って着替えてから、3人で朝食を食べに行く。朝食のバイキングは結構豪華で、品揃えもよかった。調子に乗ってデザートにケーキを取りまくったら、ひとつひとつがあり得ない甘さで死にそうになった。ケーキ一個にコーヒー一杯ないときつい。一体砂糖をどれだけ入れているんだ?けどさすがにブルガリアとかに近いせいか、ヨーグルトは日本のものより美味しかった。どうでもいいけど、ちょっと席を離れただけで、食べ物が残っていてもすぐに食器類を片付けるのは勘弁して欲しい。

朝食を終えて部屋に戻る頃には外も明るくなっていて、部屋の外を見ると、ホテルのそばを鉄道が走っていることが分かった。しばらく眺めていたら、貨物列車が走っていった。

モスクワ観光

ダウンコート(フード付き)にジャンパーズボン、耳当て付きの帽子に手袋というフル装備をして、いよいよモスクワの街に繰り出す。こんな格好東京でしようものなら、間違いなく110番通報されそう(笑

ホテルの最寄り駅イズマイロフスキー・パルクから地下鉄で街の中心部へ向かう。モスクワの地下鉄は山手線みたいな環状線が一個あって、他の路線が郊外に向けて放射状に延びている。というわけで、モスクワの地下鉄に初乗車。しかし乗客が乗り降りしているにもかかわらず、躊躇無くドアを閉められて見事に挟まれる。日本の鉄道みたいにゆっくり閉まってくれないので、結構痛い。おかげでそのあとしばらくは、エレベータとかでドアを通る度にびびるというトラウマを植え付けられてしまった。モスクワの地下鉄はサードレール方式だったけど、サードレール方式とは思えないほどスピードを出して、車内が度々停電していた。

赤の広場前赤の広場
レーニン廟国立歴史博物館

途中で一度乗り換えて、アホートゥヌィ・リャドで降りる。そこから少し歩いて赤の広場に出る。日清のCMでおなじみの赤の広場。クレムリンに向かって左手側にはおなじみねぎ坊主の聖ワシリー聖堂が見える(右上の写真)。右手には国立歴史博物館(右下の写真)。そして赤の広場の中央付近にはレーニン廟がある(左下の写真)。とりあえずレーニン廟を見ようとしたが荷物を持ち込めないので、クレムリンの反対側にある荷物預かり所に行くのもかねて、先に聖ワシリー聖堂を見学する。まあ、あれはあれで価値のあるものなのだろうけど、芸術品の価値が分からない者が見てもイマイチよく分からない。

聖ワシリー聖堂からクレムリンの周りをぐるっと回って、荷物預かり所へ行く。荷物をすべて預けた後は、赤の広場に戻ってレーニン廟を見学。レーニン廟は文字通り、ウラジーミル・レーニンの遺体が、ガラスケースの中で冷凍保存されて眠っている場所だ。入る際には手荷物持ち込み禁止の上、金属探知機も通らされる。しかも中では立ち止まることは許されず、立ち止まって見ていたりすると怒られるらしい。なので見学といっても、ものの数分で終了。感想は、「ああ、教科書かなんかで見たことのあるおっさんだなぁ」ぐらい。

大砲の皇帝照準よし

レーニン廟を出た後は、荷物預かり所でカメラだけ取り出して、クレムリンへ突入。ここでもやはり金属探知機に通される。いや、別に金属探知機通るのはいいけど、引っかかったときにボディチェックする人の脇の下にサブマシンガンがちらちらしているんですが((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

クレムリンの中を一通り回ると、相変わらずねぎ坊主がぼんぼん立っている。個人的に一番うけたのは、大砲の皇帝。左写真のように大砲がぼんと置かれているけど、その大砲が右写真のように大統領官邸に向いている。ただのロシアンジョークなのか、非常時の自爆用に置いているのか、謎だ。あとはお約束の双頭の鷲。

双頭の鷲クレムリン宮殿

クレムリンを出てぶらぶらしていると、無名戦士の墓のところで衛兵交代をやっていた。手と足をビシッと伸ばして、手足を大きく降りながら歩いていく。本人達はいたってまじめなんだろうが、はたから見ていると、かえってふざけているようにしか見えない。まあそれはともかくとして、ああやってずっと立っているのは寒そうだ。立っている場所はドアのない電話ボックスみたいになっていて屋根はあるけど、寒さには何の効果もないだろう。

雪下ろしトロリーバス

さらにぶらぶらしていたら、国立歴史博物館の屋根から豪快に雪下ろししている場面を目撃したり、トロリーバスを見かけたり。グム百貨店に行ったりして適当に時間をつぶして、クレムリン武器庫を見学。ここはいつでも見学できるわけではなくて、時間帯が決まっているのらしい。中では武器類の他に、豪快な馬車や、宝石類も展示されている。どうでもいいけどあの馬車、サスペンションの類が一切見られないので、乗り心地は最悪だろうなぁ。

武器庫を見終わる頃にはいい時間になっていたので、今日のところはホテルに引き上げることにする。一人で行くのは心細いというので、日本大使館に用のあるT氏を大使館まで送っていく。大使館から帰るついでに明日列車に乗るヤロスラブリ駅がどんなところかを見てくる。夕食はホテルのレストランで適当にすませる。何かロシアっぽい料理を食べたかったけど、店がどこにあるか分からないし、夜出歩くのは恐いので仕方ない。

ちなみにT氏は大使館でディナーをご馳走になって、ロシア料理を食べてきたらしい。なんてこったい。

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